将来性

　愛玩動物飼養管理士は基本的にペットの世話などをする技術に関する資格ではなく、中心はペットに関する法律の知識を学ぶことになります。「動物の愛護及び管理に関する法律」などに関連して、地域によっては「動物取扱責任者」などをペットショップ毎に置かなければならないのですが、愛玩動物飼養管理士が居る場合はそれが免除になることもあります。
　ペットショップ、動物病院、行政など幅広い分野で活かされる知識なので、特に動物を取り扱う仕事をする場合は取得していると役に立つでしょう。

平均年収や給料

　愛玩動物飼養管理士としての平均年収データは、現在の所ありませんが、一般的なペットショップ店員の平均年収は300万円程度と言われています。愛玩動物飼養管理士もペットショップで働く場合はこれに習う形になるでしょう。最近は動物保護団体やペットポリスなどの活動も盛んですが、そちらの方はボランティアで活動しているのが殆どで、収入に関連するような形ではないようです。

給料以外の特典

　1970年代後半のペットブームに、不適切な動物の販売、管理が目立きた。総理府は問題に対応するために、1979年5月21日「日本鳥獣商組合連合会」 の構成員を中心に公益法人として、「社団法人日本愛玩動物協会」が設立されました。また、活動の効果を広げるために、全国で「都道府県愛玩動物飼養管理士会」という組織があり、地域の行政機関とも連携した動きが存在します。そういった形の運動に参加して見たい方はひとつの目安となる資格となるでしょう。