将来性

　ペットフード工業会の調べによると、平成12年度の犬猫飼育頭数は犬が全国で10,054,000頭、猫が7,718,000頭となり、飼育率は犬が18.1％で約五世帯に一世帯が、猫は11.6％で約六世帯に一世帯が飼っている計算になるそうです。
　現在では、単なる一ペットとしてだけではなく、子供の情操教育や一人暮らしのパートナー、老人等の心の癒し手として飼われることも多く、ペットを大事にする意識も強くなっています。そうした意識の変化が、このペットシッター業界にも追い風として現れているのです。

平均年収や給料

　ペットシッターの平均年収のデータは、現在ありません。犬の散歩一回に付き1,500円～3000円が相場という事ですので、アルバイトという事ならそれなりの金額がもらえるようです。食事の世話などが入れば、更に増えますから、お客さえつかめばそれなりの収入にはなるでしょう。
　あるペットシッターのフランチャイズでは、フランチャイズ加盟開業資金が、加盟金・研修費・資材費などを併せて72万800円でロイヤリティーはペット雑誌への広告費込みで、毎月３万円という情報もあり、起業などを考えている人には参考になるかと思います。

給料以外の特典

　現在はペット関連業種は様々な展開を迎えています。ペット用のアロマテラピーからサプリメント販売、ペット専用タクシー、ペット用エステ、ペット向け音楽放送、ペット温泉、ペットカフェ・レストラン、ペット肖像画製作、ペット向け貯金、ペット専用葬祭施設等々。
　そんな中、直接飼い主と交渉する機会の多いペットシッターは、上記のような副業をあわせて展開するには非常に良いポジションに居ることになります。ペットシッターだけの収入に頼るのではなく、高く経営を始めるのもひとつの方法でしょう。